一度衝撃を受けたヘルメットはどうすればいい？

WaveCelは潰れることで衝撃を吸収するため、一度衝撃を受けたヘルメットは使用することができません。また衝撃を受けていなくても、通常のヘルメットを同じく、3年を目途に交換することをお勧めします。

WaveCelのセルの一部が変形しているように見える？

WaveCelは、最初から部分的にセルの密度が高くなっています。これは設計によるものですのでご心配は不要です。ただし強い衝撃を与えてしまった場合は、ただちに使用を中止してください。

髪の毛が絡んだり、頭皮を傷つけることはありませんか？

開発中の実験の結果、そういったリスクが非常に低いことを確認しています。WaveCelと頭部が接する部分にはコーティングの層を設けています。これにより、プラスチック部分が直接触れることを防いでいます。

時代が変わる＝安全を考える（WaveCelテクノロジー登場）

2019年3月22日 2022年7月31日

SENGA CYCLE中地店

何よりも重要なこと

それは頭部を守ること。
「WaveCel」この新しい安全テクノロジーがいかに重要な意味を持つのか、しっかりお考え下さい。

「頭部への衝撃による脳障害」に立ち向かう史上最大の進歩

今までのヘルメットでも安全基準を満たしているものであれば、当然「被らない」よりは安全です。
多くのヘルメットは、主に垂直な衝撃に対して頭蓋骨を保護する目的で設計されています。
今までBONTRAGERでも採用され、安全性が高いといわれている「MIPSテクノロジー」。
MIPSは斜めからの衝撃を軽減する効果あります。
MIPS付きの方が安全ですが、WaveCelはそれらを大幅に上回る圧倒的な衝撃吸収性があります。
SmithのKoroydなど、一部のサイクリングヘルメットはハニカム（ハチの巣）形状を使用しています。
これも垂直な衝撃に対して頭蓋骨の骨折を防ぐのが主の目的です。
これらのシステムは斜めの衝撃に対応するためにMIPSを併用するケースがほとんどです。

WaveCelは、
垂直方向
斜め方向
の両方の衝撃に対処し、頭部全体を包み込むように保護しあます。
圧倒的な保護性能を発揮します。

WaveCelテクノロジーとは

ヘルメットが衝撃を受けると、WaveCelが潰れるまで変形した後に滑ることで、斜めからかかるエネルギーを積極的に吸収し、頭から遠ざける方向へ受け流します。
変形し、
潰れ、
滑る
というこの3段階の構造変化こそ非常に効果的なのです。

効果は？

典型的なサイクリング中の転倒に近いテスト
秒速6.2m
斜め45度の角度
で頭部に衝撃が加わった場合を想定したテストにおいて、AISスコア2（脳震とう～軽度の脳障害）のダメージを起こす確率を
1.2%
に抑えます。
同じ条件での実験結果において、
非MIPSのヘルメットでは
58%以上
MIPSヘルメットでさえ
34%以上
の場合にAISスコア2（脳震とう～軽度の脳障害）のダメージを引き起こすことが確認されています。

フィット感はどう？

一般的なフォームヘルメットに比べ、WaveCel構造のは柔軟なドーム構造です。
多くの方がフィットが向上したと感じる傾向にあります。
製品テストでも、一貫してフィットについて高い評価を得ています。
実際にかぶってみると、フィット感も良く、「守られている。。。」感がしっかりとあります。

ベンチレーション性能は？

WaveCelの穴を通じても排気ができます。
ヘルメット全体を通して気流を導き、一般的なヘルメットよりも優れたベンチレーションを可能にします。
WaveCelヘルメットは発泡スチロール部分を薄く制作できます。
従って断熱効果が軽減されるため、効果的にヘルメット内部の熱を外部に放出します。

重量は、少し重くなります。

WaveCelは50gほど重量が増加します。
重量を減らすことで万が一の時にたった一つの脳を守れないのでは、ヘルメットを被る意味がありません。
ヘルメットにおいて安全性の向上は何よりも優先されるべきです。
ヘルメットが本来の機能を果たすのは、何千キロ、何万キロというサイクリング中でたった一瞬かもしれません。
しかしまさにその一瞬のためにヘルメットが存在しているということを思い出すべきです。
まず最初にWaveCelを被ることを考え、安全の重要性について考えるべきです。